訪問看護 パート

訪問看護のパート看護師

一般的に考えれば、訪問看護ステーションの経営者・所長・管理者にとっては、パートタイムの看護師よりも常勤の正社員の看護師の方が頼りになり有り難い、という事になるかと思います。
でも、パートの訪問看護師が必要ないかといえば、そんな事はありません。

 

パートの看護師がいるからこそ、その訪問看護ステーションが成り立っている、という場合も少なくありません。
それは、全国的な看護師不足という問題があるのは言うまでもありません。
常勤の看護師の隙間をパートの看護師が埋める役割を担っているのです。
ですから、パートで訪問看護をやりたいと考えている方は決して遠慮しないでください。
パートとしての契約内容の中で、最大限に自分の力を発揮して、患者・家族・事業所の為に働けば良いのです。

 

パートの看護師が常勤と違う主な点は、

 

 

【仕事内容】
・ 出勤日数が少ない、就業時間がすくない
・ 1日当たりの受持ち件数が少ない
・ 緊急の訪問をしなくて良い、オンコールがない

 

という事です。

 

また、当然待遇面でも違いがあります。

 

【待遇面】
・ ボーナスが無いか、常勤者よりも少ない
・ 社会保険に入れない場合もある

 

 

パートとして働きたい、という人の理由としては、いくつかのパターンがあります。
その一つは、子供が小さいから今は常勤で正社員としては働けないというものです。
「今は」という事は、その子供さんが小学校に入学した後とか、高学年になったらとか、中学生になったら、フルタイムで働きたい、という事情もあるかもしれないのです。
事業所側としては、そのへんの事にも熱い期待を寄せているのです。

 

優秀な看護師で、訪問先からも評判が良ければ、今はパートタイムで時間に制限があっても、長く働いてもらいたいのです。
そして、その後には常勤の職員としてバリバリ働いてもらいたいと思うでしょう。

 

 

パートであれ正社員であれ、社会人として働くという事は、協調性や重いやりが大切です。
自分の都合だけを主張するのではなく、同僚の休みをカバーしてあげられないかと考えて、自分の予定を少し調整してみたりすれば、交代制のシフトがうまく組めます。
患者さんのケアを行う看護師としては、大事な素質でもあります。
その様な看護師が多く集まった訪問看護ステーションは、お互いに良い雰囲気が生まれ、報告・連絡・相談や看護技術の継承等もスムーズに進みます。

 

待遇面で、上記には項目として挙げませんでしたが、細かい事は事業所によって色々な違いがあります。
常勤看護師には有って、パート看護師には無いものという、待遇の違いは、色々とあります。

 

例えば、酷い事業所になると、訪問先に着て行く制服がパートには与えられず、自前で用意する、なんていうところもあります。
さらに基本的な物として、訪問看護に欠かせない 「血圧計」 「体温計」 「SAT」なども常勤看護師には支給されるものの、パート看護師には支給されない事業所もあります。

 

さらに、訪問の際に使う車も台数が限られている場合は、常勤者から利用していき、パートの場合は、自家用車を使うというパターンもあります。
もちろん、この場合はガソリン代は1キロ当たりの規定金額により支給されますが、車の保険や維持費などは全く考慮されていませんから損している事になります。
さらに、恐ろしいのは事、業所が所有する車ではないので、事故が起きた時のしっかりとした補償についての決まりが無い場合もある事です。
もし、常勤、パートに関係なく自家用車を使用する場合は、その点について事前に書面で確認しておくべきでしょう。

 

このように、パート看護師の場合、事業所によってかなり不利な扱いを受ける場合もあります。
これは、事業所の経営者や経営母体の体質によるものや、事業所の管理者の考えが反映されているものです。
面接などで職場を訪問した際に、実際に今居る先輩ナース達がどのような制服を着ているのか自分の目で確認する事も必要ですし、質問事項として
支給されるものについて尋ねてみると良いでしょう。